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ZARDよ永遠に
今日の午前にまた衝撃のニュースが駆け抜けた。ZARDのヴォーカリスト・坂井泉水さん死亡のお知らせだった。聞けば、26日土曜の朝に病院お会談から転落したまま、手当ての甲斐もなく、27日午後3時ごろ死亡確認となったのだという。

少し、その死に方が院内での転落死というちょっと変わったものだったので、地元警察が念のため、調べているらしいが、死んだことは事実で、もうあの歌声は聞こえない。

坂井さんが元レースクイーンだったことは知られている。当時、同じ頃にレースクイーンをしていた岡本夏生さんが、「普段はおとなしいんだけれど、カラオケボックスで歌わせたらめちゃめちゃうまかった。」といっているようにあのなんともやわらかく、聞きやすい声は天性のものであったと思われる。

ZARDというグループ自体は謎のグループでくだいていえば、坂井泉水と仲間たちというものであるが、その仲間たちは固定されておらず、ツアーやアルバムのたびに変わっている。だから真にARDのメンバーといえるのは坂井さんひとりだったわけだ。

私は彼女の存在をデビューしてまもなく知らなかったが、91年1月からフジテレビで中村雅俊・田中美佐子さん主演のドラマ「結婚の理想と現実」を見ていてそのタイトルチューンにいつしか心地よさを覚えるようになっていたのを覚えている。それがデビュー曲の「Good-bye My Lonliness」であったわけだが、その声はとてもさらりと入ってくるもので印象深かった。以後、社会人成り立ての頃からしばらくはよく聞くアーティストのひとつになっていた。

90年代初頭、プロデュース集団・Beingが手がけたアーティスたちがこぞってイットチャートをにぎわせた。WANDS,T-BORAN,DEENなどがそうだが、ZARDはその中でも息が長く、21世紀になってからもヒットチャートをにぎわせRる唯一のグループとなっていた。間違いなく日本の音楽史上に残るグループだった。

生前、坂井さんはほとんとテレビに出なかったため、また、固定メンバーがいないため、ZARD幻説が流れたこともあった。がそれも今は昔。彼女はほんとうに伝説になった。

いまこそ、ZARDの名曲のひとつ「永遠」をささげたい。思えばこの曲はテレビドラマ「失楽園」の主題歌だった。今頃は彼女なりの失楽園を歩いているのだろうか。

謹んでおくやみ申し上げます。安らかなれ、坂井泉水。そしてZARDよ永遠に。
author:funstyle, category:映画, 18:57
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「リーピング」はヴィジュアルと心理的圧迫が見事
旧約聖書の10の災いに基づいて展開する物語。そう聞くと大体は小難しく感じてしまう。
宗教感覚が欧米ほど日常に溶け込んでいない日本人にはなおさらだ。オカルトもの、天使対悪魔とか信仰・崇拝といった観念はやや重たい感じもするが、この映画についていえば、この点はさほど気にしなくてもいい。とにかく、ヴィジュアルでまず魅せられることになる。

ヒラリー・スワンク演じる科学者は元、教会に身をおきながら、街の信仰心のために夫と娘を犠牲にしたことから科学ですべてを証明しようとする。が、不可解な出来事にその心持が段々変わってきて・・・。という物語。

神と悪魔崇拝の対決というと、キアヌ・リーブスの「コンステンティン」とかいまいち、その世界を理解しがたい部分もあったが、この映画においては物語の絡み方が前半やや複雑でとっつきにくさも多少はあるものの、後半に段々とそれがあってきてきちんと理解できるようになってくる。

CMではイナゴ少女と呼ばれている女の子が本当に悪なのか、実際は誰が悪くて、どれがほんとうなのか、その解き明かしと映像マジックにはぐっと見入ってしまうものがある。

アメリカ映画お得意のオカルトものといっても醜いメイクとかは一切なく、むしろ、映像との空気感で心理的圧迫kをかけてくる。もしかしたら、ここらへんは最近、向こうでももてはやされているジャパニーズ・ホラーのじとじと感を少し取り入れたのかも知れない。それだけ、どきっとする映像と息をのむ空気感がこの映画には漂っている。

久しぶりにオカルト・ホラーというジャンルのものを見たが、中々よかった。アカデミー賞女優ヒラリー・スワンクが出演しているだけに軽くはないが、しっかり見るだけの価値はあると思う。ラストに発覚する事実がパート2の伏線となっているのか、それはまだ未定のことである。
author:funstyle, category:映画, 19:01
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「LOVEDEATH ラヴデス」のはちゃめちゃっぷり
北村龍平監督のファンは一般だけではなく、業界にもファンが多いと聞く。「あずみ」「すスカイハイ劇場版」「ゴジラTHE FINAL」とたて続きに対策を撮った監督が「ものぐごくおもしろい台本ができた」と喜んでいたのがこの映画だったという。しKも自主制作。だから思い切り監督なりの遊びで撮っているわけで観る者はそれにどれだけ付き合えるかでこの映画の価値が決まる。

それにしても、北村イズムがすきという人は多いらしい。自主制作ゆえか、公開劇場数もごくわずかであるが、その分、好きな人が集中して集まってきていると見える。私はこれを東京・渋谷で見たが、平日だというのに席はそこそこ埋まっていた。

出演している顔ぶれも監督を慕ってでのことであろうが、まあ多彩。主演・武田真治、大友公平、船越英一郎、六平直政、寺島進、池内博之、森本レオ、インリン・オブ・ジョイトイ、杉本彩、泉やしげる、吉岡美穂、IZAMとよくもここまで顔をそろえたものだ。

そしてこの物語のキーとなっている女、シーラを演じる、NorA。彼女の第一印象はまさに強烈。北村監督に見出されたという女性で今月CDデビューしたばかりだというが、ちょっと他にいないタイプ。顔だちからは黒人系とのハーフという感じがしてくる。
その際立つ個性がはまるときはすごいと思うが、作品に選ばれるのではないかと思われる。どう活躍してゆくかは北村監督次第という感じがする。

ほんとに遊びが強い映画でくだらないといえばくだらない、おもしろいといえばおもしろい、無国籍のにおいのする、エンタテインメント映画だ。時間は結構長く、2時間20分ぐらいあったと思うが、意外とあきずに観てしまった。ただし、気楽に観ることが条件で、「あずみ」や「スカイハイ」の時のような真剣なまなざしで見ているととってもくだらなく思えてくるから要注意。あくまでも北村監督の遊びの映画だ。
author:funstyle, category:映画, 18:58
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「主人公は僕だった」にはそれほどびっくりしない
めちゃくちゃきまじめに働いていて、規則正しい生活をしている人に突然、天から声が・・・。という設定はおもしろい。のだけれど、映画全体としては期待したほどのサプライズが用意されているわけではなく、そのつかみの部分を除けばいたって普通のヒューマン・コメディという感じがした。

この作品、予告編がうまいと思う。設定のおもしろい部分を最大限に生かしているように感じられて思わず観てしまった。が、小説にあやつられているかのように、そのままの行動をする主人公が、実は架空の人物だったとか、なにか「えっ!」というものがあるわけでは全くない。

主人公はその小説家のことを知らない、なのに、自分のことはすべてお見通しというようにどこからともなく、実況されているかのように声が響く。それは誰でどこにいるのか、それが謎なのだけれど、その遭遇についても、主人公の職業である、国税調査官ということからおまりにもあっさりとわかってしまうし、そのきっかけとなったのも、偶然がすぎるといったもので、そこにスリルは全くない。

だから、少し、最初の期待が大きすぎたこともあって、興ざめしてしまった。
逆にその奇抜な設定の部分を除けば、皮肉にも、ほんのりとしたハートフルな物語として観ることができる。

決して悪くはない。むしろ、見た後にはなんとなく、心がおだやかになる映画として刻みこまれるだろう。ただ、せっかくあのような設定をしたのだから、もうちょっとてんてこ舞いする主人公の姿を見たかったことは事実である。
author:funstyle, category:映画, 18:45
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「ロッキー・ザ・ファイナル」に少し感動
シリーズものを見るときにはその安心感と引き換えに今度はつまらなかったら今までのイメージが微塵もなく、こわれてゆく不安もつきまとう。しかしながら18年ぶりに復活したロッキー・シリーズにしてファイナルと名づけられたこの作品は概ね公表のようであり、公開1ヶ月にして見ることに決めた。そこには映画とは関係ないが、シネコンMOVIXがオープン10周年ということで3月から来年3月までという1年にもわたり、毎月20日を1000円デーにしてくれた事も手伝ってのことだった。これで毎月1日と20日で尽2回は1000円で見られるのだから映画ファンにとってはなんともうれしい特典である。

さて、第1作を映画あるいはDVD、テレビとかですでに見た事のある人はそのストーリーが似ていることに容易に気づく。違うのは老体となったシルベスター・スタローンの姿ととうに引退したロッキーが試合に担ぎ出される部分ぐらいだ。

が、このシリーズに思い入れのある人もそうでない人もこのメッセージは伝わるのではないだろうか。その表現はせりふとして直接表現もされている。
「目的を見つけて夢に朝鮮しようとするのに、じゃまはするな。」と。
ボロボロに打たれても立ち上がる姿にそのメッセージがかぶって思わず少し感動してしまった。

20代以下のこのシリーズをはじめて観た人には「がんばってるよね。シルベスター・スタローンっていう人。」ぐらいにしか感じないのかも知れない。でもなんとなくはその言わんとすることは伝わるのではないだろうか。

第1作はもう30年も前になる。俳優で中々食べていけず、ポルノ映画にまで出演して貧乏生活をしていたスタローンがモハベド・アリの試合を見て書いた曲本を必死に売り込んでミラクル・ヒットとなった。以後、スタローンはビッグ・スターへと駆け上った。その事実は当時話題となり、アカデミー作品賞受賞作の中でもその低予算と売り上げの比率は記録的といわれ、まさに実生活でもスタローンはアメリカン・ドリームを成し遂げたと讃えられた。

それにしてもこのテーマ曲ほど聞いて胸高鳴る曲はあまり記憶にない。しいてあげれば「燃えよ!ドラゴン」のテーマ曲ぐらいだろうか。あの曲がある限りこのシリーズは忘れられないのではないかと思える。

スタローンといえばもうひとつの代表作が「ランボー」シリーズであるが、これも復活するようで、実現すればなんと20年ぶりである。そのスタローンももう60代になった。
ライバルと言われたアーノルド・シュワルツェネガーも最近はそんなにアクションを見せなくなったし、(ターミネイター3はあったけど)同世代でがんばっているのはスティーブン・セガールぐらいか。まだまだ熱いスタローンを再認識した映画だった。
author:funstyle, category:映画, 18:55
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「ドリーム・クルーズ」は悪夢の船
「リング」ブームからちょうと10年。原作者は鈴木光司さんだった。その鈴木さんが書いた原作を元にハリウッドから映画化のオファーを受け、角川書店を中心に製作したというアメリカ製日本仕様の映画とでもいうべき作品。

アメリカでもリメイクされた「リング」や「呪怨」のようなアメリカ受けするようなジャパニーズ・ホラーの要素を多分に含んでいるように思われた。

東京湾沖の一隻のボートに乗り合わせた3人で映画の出演の95&は閉められる。周りは海と言うある意味では密室のような状態の上で恐怖が味わうことになる。

設定そのものは思いつきやすいもので珍しくもないが、驚かせ方などは案外うまく、意外とあきない。

スタッフ・キャスト共にほとんどを日本人が占めるのだけれど、ストーリーの中心的な役割を弁護士役のダニエル・ギリスが演じていることからもそのほとんどを英語で語られている。

木村佳乃さん、石橋稜さんももちろん、そのほとんどを英語で話している。木村さんは幼い頃からロンドン・ニューヨークと過ごしてきた帰国子女らしく、英語も流暢にはんしている。これについて競演の石橋さんは結構苦労したという部分で木村さんの英語力をうらやましいと話している。

総体的には先にあげた近年のジャパニーズ・ホラーっぽく、うまくつくってあるように思えるが、終わり方があまりにもすっきり終わってしまって、そこらへんはアメリカ映画っぽい。日本映画ならもっとあとに引きずるようなものを最後に見せて終わるだろう。
続編は考えにはないだろうけれど、エンディング・ロールのあとに何か、ワンカット思わせぶりなものを入れてもよかったんじゃないかと思う。

冒頭から少しドキドキするシーンが続くので思ったよりは楽しめた。
author:funstyle, category:映画, 01:31
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「クイーン」は静かに語る
ゴールデン・ウィークに向けての隠れた名品といわれていた作品だったのでこれも期待の一本だった。当初はダイアナ元王妃の死から始まる女王の素顔を赤裸々にややスキャンダラスに描いたものかと思っていたのだが、意外にじっくりとロイヤル・ファミリーの姿を追っていて地味ながら女王の困惑を見つめるように描いていた。

日本に例えていえば天皇陛下の行動を描くようなものでよくぞ、映画化したものだと思う。まして、数々の確執があったとされた、ダイアナさんの死から始まる時期のものを題材としているのでよく許可がおりたものだ。実際、この映画について王室、ならびにブレア首相にコメントを求めたらしいが、すべてノーコメント。でもそれがある意味、最大の宣伝だったりするわけだ。

圧倒的評価でアカデミーの主演賞をとったヘレン・ミレンは女王そのもの。そのたたずまいいのどれもがまるでエリザベス女王である。マイケル・シーンのブレア首相もどことなく似ている。女王の苦悩を描きつつもこの映画は若きひのブレア首相の物語でもあるとええるのではないか。

世間では(日本では)チャールス皇太子がカミラさんという愛人をもったまま、ヂイアナさんと結婚し、子供をもうけ、苦しめた人としてあまりいいイメージはないが、この映画ではダイアナの死を嘆き、王室としてもう関係ないという女王を振り切って現地へ飛んだり、子供たちをだだめる父tとしての暖かさなどすごいいい人として描かれているのには少しびっくりした。案外、そういう人だったのかも、悪いひとじゃないけど2人の女性をどちらとも切れない人だったのかもと思ってしまった。

反対派、むしろ君主制に反対だった、ブレアに「すごい人だ。」と言わしめる、真の強ささ、でも人里離れた所ではひとりそっと涙するあたりに人間・エリザベス女王をうまく表現している。

あまり、動的な部分はないが、女王がひとりで公害に車を運転してでるなどドキュマンターばりに、発見する部分も見受けられる。あくまでも映画での話しだからすべてが事実ではないのだろうけれど、ロイヤル・ファミリーの一端が除ける映画としても妙味を発揮しているかのように思われた。王室に仕える人たちが女王を「マム」と呼んでいるのも
新鮮だった。女王は偉大なる母、国民の祖母だと映画では語っている。

映画「クイーン」はダイアナさんの死を機会としながらも全体を抑えたじっくり味わうタイプの映画である。

author:funstyle, category:映画, 18:57
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辻ちゃんは引退なのか?
ほんとうにびっくりした。辻ちゃんのできちゃった結婚。あの、辻ちゃんができちゃった婚とは・・・。

まだミニモニのイメージの抜けない子供キャラのまま、結婚。19歳という若さでの結婚はそのイメージのせいか、かつて若くして結婚した多くのタレントよりびっくり度が大きい。安室ちゃんだって20歳でのできちゃった婚ったし、宇多田ヒカルだって結婚したのは19歳。2人が付き合っていたのは有名だったようで十分ありえる事実。

が、しかし、事務所側からすると「あり得ないだろ。」ということになる。何故ならば時期が悪すぎるのである。このできちゃった婚の持つ意味は先にあげたタレントたちのものと少し衝撃度が違う。それは多方面に迷惑をかけての上での事であり、それをよくわかっている2人は記者会見でまず誤ることから始まるという異例の結婚会見となった。

辻ちゃんが先日、ギャル曽根と時東あみとのユニット「ギャルル」を発表したはかりで、倒れてしばらく休業となったのが、その発表イバントカラ2日後。このユニットの今後は全くの白紙状態で、2人の事務所が怒るのも無理はない。

この時、辻ちゃんは舞台降板を申し入れている。そのあとの再検査で妊娠発覚となるのだが、この代役を務めたのがモーニング娘。の同期である吉澤ひとみさん。彼女は今月6日にモー娘。を卒業し、そのソロ活動のはじめが今月のディナーショーだった。が、これを延期してまで辻ちゃんの代役を務める事となった。吉澤さんは「辻の分までがんばります。」といっていたが、それは当初、辻ちゃんが胃腸の痛みという事による検査入院ということだったからで、これができちゃった婚となると、ちょっと心理状態が変わってくる。仕事に穴をあけてまでこのタイミングだったのか。と。ディナーショーのチケットを買ってくれたお客様には申し訳ないというしかない。

ギャルルのメンバーとして残された2人もやりきれない気持ちが募るのは当然だ。華々しくデビューイベントをがんばりますと言っていた2日後に暗礁に乗り上げるとは夢にも思うまい。舞台にしても、このユニットの件にしても、休業の影響は少なくない。当の本人たちは十分、それを知って、謝罪から入る結婚会見としたのだろうし、事務所からそういわれていたのだろう。

そう、今回の休業・結婚会見は辻ちゃんの所属するアップフロントの信頼を揺るがすことにもなっている。今回のタイミングが他の事務所とのからみのあるプランが続く予定の最中にあったことで他事務所や演出他のスタッフから「またか。」という声が聞こえてきそうである。

それは2003年秋に引退した元モーニング娘。市井紗耶香の引退劇にまで遡る。彼女は復帰当初、CUBIC-CROSSとうバンドで再デビューしたが、それも解散してソロでやっていくとして同年9月にシングルリリースしている。ファンにしてみればソロとなった彼女をより一層、応援しよううと思うものだが、わずかその2ヶ月後に引退してしまう。当初はその理由が明白ではなかったが、後にできちゃったことが判明。翌年に週刊誌ですっぱ抜かれており、逆算すれば引退当時、今回の辻ちゃんと同じ妊娠2ヶ月だったことになる。
ファンにしてみれば「なんだったんだよ。」というやるせなさが残るだけだ。

一昨年安部なつみさんが歌詞盗作問題発覚していたときも、数々穴を開け、後藤真希、松浦亜矢と組んでいたユニット後浦なつみで中津上するはずだった紅白歌合戦は後浦だけの出演となり、NHKをあわてさせた。これぐらいのタレントともなれば半年先のスケジュールが決まっていてもあたり前なわけでその影響たるや、決して小さくない。今回の件は他方面からすると、「またですか。アアプフロントさん、勘弁してくださいよ。」となるのである。

まして、今は加護ちゃん問題で事務所の管理責任を問われている時期でもある。こう何度もあると、辻ちゃんだけの問題ではなく、アップフロントのタレント、特にハロプロがらみの若いタレントは使うのが怖いといわれても仕方ない。その背景があって、出産後にすんなり復帰とはいかないようである。辻ちゃんにはハロプロ脱退勧告がという噂が飛び交うのも当然で、管理側からすると喜べない結婚発表なのである。

記者会見ではそれらについて、「何故、避妊しなかったのか。」とまでいわれてようだが、それについてはノーコメント。こうしたプライベートの事を仕事と照らし合わせて行かなければならないのが売れっ子のつらさだが、ギャルルは別にして、舞台の方は2ヶ月前なら当然、スケジュールも聞かされていたはず。タレントとしての自覚が少し足りないといわれても返す言葉もないだろう。

おりしも5月9日の全国紙懲戒に「21年目を迎えたアップフロントをよろしくお願いします。」という見開きで所属メンバーを一同にかいした写真が掲載されている。事務所総出に近い状態でこうした写真が一般紙に掲載されるのはきわめて珍しい。そしてほとんどのタレントが笑顔を振りまく中で、当の辻ちゃんと出会いのきっかけをつくった矢口真里さんは口を真一文字にむすんでいるようで、まるで何かを暗示しているようだ。

矢口さんは自身の恋人問題発覚でモー娘。脱退を発表した。彼女も芸能界の先輩として今回の結婚は大いに祝福すべきとは思いつつも妊娠については「できちゃったものは仕方ない。むしろおめでたい。が、タイミングが・・・。あれだけ気をつけろといったのに。」という叫びが写真から聞こえてきそうである。この2人が両サイドに離れてたっているのも偶然とはいえ、何かを感じさせるものがある。

アップフロントはモー娘。から吉澤ひとみさんが脱退表明をした直後にも「解散はしません。」というキャッチをつけてモー娘。の見開きを今年一月にやはり全国紙で掲載している。今回のこの結婚による、各方面への影響でその立場を危うくすることからの脱却は辻ちゃんが復帰する段階になっても簡単にはしません、ハロプロからの脱却させ、子供のこともあるから復帰見込みのない、休業とせざるを得ないという状態になっている。

したがって、今回の結婚発表は辻ちゃんの事実上、引退発表としてもおかしくはない。
結婚おめでとうの裏に隠された問題は山積みなのである。
author:funstyle, category:俳優・タレント, 02:01
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二宮和也という超感性
芸能界を石鹸するジャニーズタレントの中でも業界内での評価が著しく高いのは誰か。というとよく聞くのはSMAP・木村クンがまずあげられるが、ここのところそれを上回る評価を得ているのが、嵐・二宮和也クンである。「硫黄島からの手紙」出演をきっかけに国際俳優となった彼の密着をした6日夜の「情熱大陸」を興味深く観た。

私も2年ぐらい前からだろうか。二宮クンには着目していた。それはめったに人をほめることをしねいといわれ、そのけいこのきびしさは想像以上と誰もがいう、舞台演出家・蜷川幸雄さんが「天才的にうまい」と彼のことを評していたことがきっかけだった。

二宮クンのことを癒し系という人も多くいると聞く。番組からもうかがい知れたが、彼の自然体の感じがそう思わせるのだという。その自然体演技をして内外での評価も高い彼の口からは興味深い言葉がいくつか発せられたのでここにととめておきたい。ともすればそれは世の悩めるビジネスマンやOLの人たちにとって逆説的なものと捉えられるものかも知れない。

「目標とかは立てない。未来予想図って遺言書みたいに思えるんですよね。」

これは書店にたくさん出ているビジネス書の目標管理とかそれを達成するにはどうしたらいいかというものとは大部分において反している。社会に出ると目標のない人間は大成できないと教えられるからだ。

「今のアイドルは空気が読める。今のアイドルはルックスだけじゃやっていけない。」

二宮クンのパフォーマンスには自然体から最大のものを引き出すという事を教えられる。
彼はツアーのリハーサルの最中や他のメンバーが指示を受けているときでおずっとニンテンドーDSに夢中だった。でも人の話はよく聞こえているという。それがリズムなんだという。他のメンバーもそうした彼の行動をわかっているようだ。実際、リハーサルが始まるときちんとやってのける。通常の学校の教師や会社の上司なら理解し得ないだろう。

ドラマで認知症の役を演じるにあたって、実際の人に合って観察し、それを体得していったそうだが、本番前までは全くそんなしぐさを見せない。スタートの声がかかった途端に
しぐさが変わっているのだ。ツアーでもステージが始まるときの最初にあがってゆく時だけ少し緊張するだけで後は平気だといっていた。

「あまり自分主体で生きてきたことがない。」

これも生き残りの激しい芸能界にいる人としては違和感のある言葉である。彼からはギラギラしたものが感じないのはそうしたところからだろうか。ある意味、やる気のない青年ともとられがちな言葉だが、それが彼の世界であり、周りから評価されるものを生み出しているとしたら少し衝撃ともいえる。(実際、ジャニーズ事務所への申し込みもいとこがしたとされている。)

「僕は俳優ではありませんし、日本では歌って踊るグループの一員なんです。」

ドイル・ベルリンでの自身出演した映画「硫黄島からの手紙」でのレビュー記者会見で彼のコメントである。質問は「この映画での演技についてどのように接していったのですが。そしてどうでしたか。」というものだった。あれだけの演技をして評価を得ながら
御大クリント・イーストウッドを目の前にして言い放つのである。それをまた嫌味なくいえてしまうところがすごい。

ジャニーズ事務所ってどんなところですが。という質問に対する答えもおもしろかった。
「総合案内所です。何でも持ってきて、はい、これやってって感じですね。」
「それで文句はないんですか?」という問いにあっさり「ないです。」

思うに私は二宮クンというのは空地の流れが読める人なのではと思う。それは場の雰囲気という意味だけではなくて、自分の世界観の中で必要なものを最小限の力でつかみとる達人なのではないだろうか。

だからDSをやっていて、ちゃんとゲームをクリアしながらも踊りの先生のいう事なんかは聞こえていて、いや、周囲のスタッフの雑談の中からも聞き分けていてきちんとパフォーマンスできてしまうのではないか。

うまく生きようとすればするほど人はもがく。浮かれている人ほど早く落ちてゆく。
最近、身の丈起票という本が売れていたが、彼を見ると等身大の自分とよく向き合っていることにこちらの身の丈を考えさせる思いだった。
author:funstyle, category:俳優・タレント, 00:18
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「ゲゲゲの鬼太郎」はみんなで楽しめる
「バベル」とうやや難しい、考えてしまう作品を観たあとだろうか、「ゲゲゲの鬼太郎」は相当に楽しめた。ある意味「バベル」と対極に位置する作品である。

キャラクターを演じる俳優さんたちもズバリはまっている。特にこれはもう各方面から言われているが、大泉洋さんのねずみ男はとんでもなくハマッていて、彼の一番印象に残る作品だと思える。監督と演技について討論しようとしたら監督からは「何をやっても大丈夫。何をやってもねずみ男にしか見えないから。」といわれたそうでその言葉、すごくうねづけるものがある。

数々登場するキャラクターの中で最も難しいのは主人公・鬼太郎を演じる俳優さんだと思う。大泉さんが冗談まじりに「最初はウエンツが鬼太郎」かよ。大丈夫かなと思った。」と述べているが、私も同感だった。が、それはいらぬ心配に終わった。ウエンツ君はとてもよく演じていると思う。鬼太郎への思い入れは世代によって、人によってそれぞれだと思うし、ウエンツ君が鬼太郎そのものかというと違う気もしなくはないが、これはありだと思えた。

子なきじじいの間寛平さん、砂かけばばぁの室井滋さんも無理がなく、魅力的だが、秀逸なのは猫ムスメの田中麗奈さん。舞台あいさつでは「もう娘という感じではないのですが・・・。」といっていたが、そんなことは全くありません。

意外にも豪華キャスト出演で、それも楽しめる要員となっているように思う。予告編では映像が全くなかった人もいるけれど、ストーリーに重要なポイントを持っているのが、小雪さん演じる天狐という妖怪。これはもう、小雪さんのイメージそのままの姿ででてくるわけで思わず見入ってしまう。

竹中直人さん、谷啓さん、西田敏行さん、YOUさんとほんとに多彩。ヒロイン演じた井上真央さんも適役。弟を支えるしっかり者のお姉さんという役は「花より男子」のつくしそのままというのはちょっとご愛嬌か。今度あるなら妖怪で出演したいと言っていたけれど、彼女はこれでいいんじゃないかなと思います。

声だけしか出演していない、柳沢慎吾さん、わからなかった。あとでエンディングロールの役名を見てちょっとびっくり。

老若男女、家族連れ、カップルとどんな人たちにも楽しめる作品だと思えた。
author:funstyle, category:映画, 12:04
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