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「椿三十朗」は元からおもしろい
45年前の名作を、脚本はほとんどそのままに映画化したことにオールドファンからも賛否両論あるだろう。しかし、監督の森田芳光さんも主演も織田裕二さんも完全一致で前のままでいこうという事にはなから決めていたのだから制作側としては一転の曇りもない。
それが観てとれる痛快作になっていると思う。

三船敏郎という人の存在感・癖のある表情にはどうしたってかなうわけがない。まして、もう亡くなっている人であり、昭和の、世界を代表する俳優なのである。加えて、今ほど情報が過多でない時代、スターがスターでいられるように神秘的オーラを持ちえた時代の代表のような存在の人である。織田さんであろうと誰であろうと、比べられてはたまらないというものである。

織田さんは楽しんで、がしかし、殺陣のあたりをみればストイックに三十朗を演じていると思う。少し、声が軽く、ひょうひょうとして抜け目がない所などはなりきっていると思う。が、どしんとした真剣なたたずまいにはやや重きを欠くように思われた。この役の難しさはそのひょうひょうとした部分とどっしりと構えた部分を併せ持ち、短時間でそれを表現として変えるところにある。やはり三船さんならではという部分も感じたが、織田三十朗も侮れないとは思う。

そして問題の、黒澤作品が世界に衝撃を与えたとされるラストの決闘シーンを、そこまではほぼオリジナル通りに忠実に再現したきたものが、このリメイクで唯一、変えたとされるシーンは森田監督ならではリアリティか?カメラ位置もオリジナルはやや静観するかのように少し離れて撮っていたが、今回は思い切り、アップで撮っている。

黒澤監督が画家志望で絵的な美しさをダイナミックに見せたのに対し、森田監督は二人の表情を追い求めたように感じた。最後に去ってゆく三十郎を見つめるカメラもそのむなしさ・寂寥感を感じさせるためではないかと思えた。

これはこれでりっぱな「椿三十朗」である。
author:funstyle, category:映画, 01:00
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