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3つの「わたしは貝になりたい」
「わたしは貝になりたい」が再びドラマになると聞いたとき、少なからず、期待していた。それは、1958年作の第1作・フランキー堺さん主演のモノクロ版を見たときの衝撃が残っていたからだった。これを見たのは20年近く前だったと思う。すごい作品だということは噂に聞いていたし、その放映日が近づくにつれて、その評価の高いことが番宣で幾度となくやっていたせいもあって、期待度は抜群だった。

見た後の衝撃というか、わだかまりはどうにもやるせないものがあった。戦争に巻き込まれた人々の悲劇を描いたものはいつくもあるが、心に残るものはそうした歴代の作品の中でも重量級であることは間違いない。映像としてのつくりは古いドラマだということもあって、シンプルなものだった。が、絞首台に向う主人公とそのバックに流れる家族への最後の言葉のナレーション、そして「生まれ変われるとしたら、貝がいい。」というセリフと共に流れる海の底の映像はとても鮮明に残っている。モノクロがゆえに妙に時代性というか、リアル感があったこともそれを高めていると思っている。

この時期にこの作品は所ジョージさん主演でリメイクされた。ストーリーはほぼフランキーさんNOものとほぼ同等で、まずまずという印象だっとことも覚えている。このリメイク版を見て、あのモノクロ版がやはりモノクロ版ゆえの衝撃だったことを再認識させられた。

そして、今回の「わたしは貝になりたい」は全く違う。主人公が生き残る設定は前作の重々しさをはるかに軽減している。今回は冒頭でよく身分を確かめないまま、捕虜として捕らえた少年を主人公以外の人が刺すシーンがあるが、モノクロ版ではここがひとつのハイライトで、主人公が上官に言われて、仕方なく、目をつぶってまっすぐに長槍を突き立てたことが、後々の死刑宣告となるのだから、完全に別物語である。

今回の作品は実際の手記を元にしたものだそうだから、その時点で全く違うドラマとおもわれ、「わたしは貝になりたい」というよりは「BC級戦犯・加藤哲太郎物語」といったほうがあてはまっていると思う。最後に字幕であらわされる937人のBC級戦犯が死刑になったという追記もこの様相を色濃くしている。

戦争に巻き込まれた悲劇というものは伝わるものの、50年前の作品の衝撃にはかなわない。やはり、あれはどうしようもなく、衝撃作であり、名作であるということを認識させられた。

今回のドラマ化とほぼ同時に映画化も来年公開へ向け製作されることが発表された。主演はSMAP・中居くんらしいが、どのようになるのか、楽しみであると同時に不安もある。
この映画をもし見る機会にあったなら50年前のモノクロ版からの先入観は捨てた方がいいのだろう。でもやはりどんな作品も最初のものが強い事には変わらないのだから。
author:funstyle, category:ドラマ, 12:04
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春ドラマ振り返ります2007
先週でこの春ドラマも終わった。この時期は他の時期と比べて前のドラマが終わってすぐ翌週からすぐドラマが始まることもあり、(もうすでに日曜なんかは「パパとムスメの七日間」が始まっていたりする。)あわただしい。恒例となったが、忘れないうちに振り返っておこう。

  よかったんじゃないかと思えるドラマ
 プロポーズ大作戦 FNS
 わたしたちの教科書 FNS
 ライアーゲーム  FNS

  まぁいいのではというドラマ
 セクシーボイス&ロボ NTV
 花嫁とパパ  FNS  
 鬼嫁日記・いい湯だな FNS
 バンビーノ  NTV  
 夫婦道  TBS   
 生徒諸君  ANB   
 帰ってきた時効警察  ANB
 喰いタン2 NTV
 
  うーん、ちょっとというドラマ
 冗談じゃない TBS
 ホテリアー  ANB
 孤独の賭け   TBS
 特急田中3号  TBS

 主演男優賞  松本 潤(バンビーノ)
 主演女優賞  該当なし(次点 菅野美穂、戸田恵梨香)
 助演男優賞  松田翔太(ライアー・ゲーム) 
        三上博史(プロポーズ大作戦)
        時任三郎(花嫁とパパ)
 助演女優賞  風吹ジュン(わたしたちの教科書)

ゴールデンタイムを見ても関東ではドラマ枠が2つ増え、ドラマファンは観る番組を選択する上で分散されたように思う。出色だったのは土曜夜23時台という伝統のバラエティ枠だったところをドラマでしかも本編役33分ほどというチャレンジ企画をしたフジテレビだ。この「ライアー・ゲーム」は展開がまさにゲーム感覚であり、エンタテインメントドラマという新たな息吹をかんじさせた。
前期平均視聴率でベスト3に一本も入らなかったフジとしては緊急事態にもなりかねなかったが、月9に山下智久くんと長澤まさみさんを持ってきて平均1位を勝ち取り、面目を保った形となった。

これに続く2位は「バンビーノ」3位は「喰いタン2」と続き、日テレ勢が相変わらず好調を維持した。中でも新たな定番枠となりつつある、水曜10時はこれで3作続けての好調ぶりで、次回からは綾瀬はるかさんを迎えて更なる好調を目指している。

日テレによればこの枠は比較的20代OLを狙った枠だそうで、次回の「ホタルノヒカリ」は「anego」「ハケンの品格」と篠原涼子さんが演じた仕事を持つ若い女性へ向けたシリーズの第3弾という位置づけになっている。

今期はシリーズものも多く、それらは予想通りの安定した人気を保った。その一方で、新しい枠としてスタートした日テレの「セクシーボイス&ロボ」は低視聴率に終わったものの、アンケートなどではこれを観る人たちに熱いひとたちが多く、マニアにはウケがよかったらしい。

前期に平均視聴率20&が3本あるという異常事態だったため、よけいに今期の全体的な不調が感じとれた事は事実だ。織田裕二さん主演の「冗談じゃない」を筆頭に初回は高視聴率ながら2回目以降は急降下というものも少なくなかった。番組終盤に向けて視聴率があがったのはフジの「わたしたちの教科書」ぐらいである。

助演男優で3人をピックアップしたが、時任さんのウザイ父親は彼のイメージから離れて最初は違和感があったが、途中からは子を思う父を好演してアクセントをもたらしたと思う。ほかには{バンビーノ」に出演していたお笑いのほっしゃんが演じた無愛想なパティシエが印象に残った。

「わたしたちの教科書」と「孤独の賭け」に注目いていると当初ここで記した。「孤独kの〜」は設定は悪くない。人物関係も多彩で膨らませれば化ける要素は十分にあったが、なにか大きな事をいってはみたものの、机上の空論で終わらせた感じがのこった。
先に恐喝・詐欺で逮捕された羽賀研二容疑者が出演していたことでこのドラマはもう再放送されないかも知れない。変に貴重ものとなってしまうのは低視聴率だったわりには皮肉なオチがついてしまった。
ちなみに羽賀容疑者がすでにその出演を取っていた新番組の「山おんな、壁おんな」はそのカットで対応を追われているという。
「わたしたちの教科書」は後半の裁判が始まってからの緊迫感が観るものをひきつけたと思う。

「プロポーズ大作戦」はつかみとしてはよくある設定だ。一昨年に公開された映画「バタフライ・エフェクト」を思わせる。(プロポーズ大作戦を見て気に入った人は見てみると比較できておもしろいかも。ただし、あちらはややサスペンス調だけど)
俳優人気に引っ張られた感は否めないが、回をおうごとに主人公のじれったさに共感を覚えた人も多かったのではないかと思う。

来期はついに月9に主演を果たした井上真央さんに注目せざるを得ない。彼女がここでも高視聴率となれば「花より男子」のあとを受けて、新視聴率女王候補筆頭ともなりかねない。映画「ゲゲゲの鬼太郎」と8月公開の「怪談」とまさに怒涛の攻撃を見せる。

あとは準主演候補たちがズラリとそろった「牛に願いを」。かつての「天体観測」のように皆、近々にはゴールデン単独主演をやりそうな気配である。

単独主演といえばついに加藤ローサさんも主演を果たす。朝日放送の「女帝」で、視聴率的にはきびしいかも知れないが、穴という感じか。意外と楽しめそうで注目している。
あとはお父さんを演じる新垣結衣、男の子を演じる堀北真希といったところに注目か。

来期も飛びぬけた話題作というのはなさそうだから優先順位をうまくつけていかないと観ている人も感覚が分散してしまうだろう。どれだけ継続してみる人をひきつけ、後に話題となるようなドラマとして残るか、私は今のところはどの作品もピンとこないでいる。
まあ、初回を見てからのお楽しみとしておこう。
author:funstyle, category:ドラマ, 18:58
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「冗談じゃない」が低迷したのは?
24日で織田裕二さん主演の日曜劇場「冗談じゃない」が終わった。が、このドラマがついに低視聴率のまま終わったことにドラマファンが語るぺーじを見ていると、ちょっと話題のようである。

初回は連どら中、最高視聴率だった。(19%)しかし、2回目には早くも今の水準(13%)ほどに落ち、そのまま最後まで戻らなかった。この結果を分析すれば、織田裕二さん主演のドラマの過去の満足度の高さから期待度はピカイチだったものの、あきらかに期待したものとは違うと初回で早くもファンがあきらめた結果といえよう。

えてして、レギュラードラマの最高視聴率は回ごとに見れば初回だったという例は珍しいものではない。だが、今回は今まで平均点の高かった織田さん主演の役3年ぶりとなるレギュラーものだっただけに期待も大きかった分、落胆も大きかったということだろう。

織田さん主演のドラマは「踊る大捜査線」がめだってはいるが、「お金がない」「正義の味方」「真昼の月」「振りかえれば奴がいる」など次回が楽しみという作品ばかりだった。私自身、現存する人気俳優の中でもっともはずしのない俳優のひとりだた思っている。

今回低迷したのはもちろん、いろいろな理由が重なってのことだと思う。が、誰もがその一因と考えら得ているのが、大竹しのぶさんとの共演、しかも元恋人という設定の部分ではないだろうか。

当初、この枠を織田さんでいこうとしたときにスタッフの意向にあったのは踊るシリーズのような刑事ものであったようだ。が、ホームコメディーでいきたいと主張したのは織田さんサイドだったようだ。その路線変更から相手役を考えたとき、大竹さんをキャスティングしたことから少しぎくしゃく感がはじまっていたのではないだろうか。

今の25歳以下ぐらいの方々は知らないだろうが、TBSでコメディ女優で織田さんより年上というとかつて「男女7人〜」シリーズで驚異的視聴率をたたき出した事で大竹しのぶさんが浮かんだのかも知れない。だがあの時はさんまさんという掛け合いのリズムがぴしゃりとはまった相手がいたからこそだったはずなのである。

昨年の今頃月9で放送していた「サプリ」と同じようなことがいえるのではないだろうか。ここでもこのことは少し触れたが、今回も織田さんと大竹さんでは俗にいう”絵があわない”のではないだろうか。それぞれは実績十分の俳優であり、まったく悪くない。
が、ドラマで夢を見る視聴者たちからはどうしてもこの取り合わせはあわない感じがしてしまう。これはスタッフ側のミスに近いといえるのではないだるうか。
織田さんと同世代か、少し上、それでいてフランスの香りも似合いそうでいるという人で、上野樹里さんのような子を生みそうな人というと、羽田美智子さんか、浅野温子さんあたりだろうか。

思えば織田裕二さんの相手役というと、年下が圧倒的に多く、これといってはまる女優さんがいなかったのも事実だ。それだけ織田さんの存在感が大きいということか?
それがこのドラマの、コメディーをやる上での障害ならばちょっと皮肉なものである。
author:funstyle, category:ドラマ, 18:57
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冬ドラマ振り返りますー2007
今週の火曜、27日の「今週、妻が浮気します。」でゴールデンタイムのドラマは全て終了した。個人的な恒例となったが、2007年1月から3月期のドラマをここで振り返ろう。

  よかったんじゃないかと思うドラマ
 華麗なる一族 (TBS) 日曜21時〜
 花より男子2 (TBS) 金曜22時〜
 ハケンの品格 (NTV) 水曜22時〜
 ハゲタカ   (NHK) 土曜21時〜

  まままあでしょうというドラマ
 浅草ふくまる旅館 (TBS) 月曜20時〜
 秘密の花園  (フジ)  火曜21時〜
 特命係長・只野仁 (ANB) 金曜23時15分〜
 拝啓・父上様 (フジ)  木曜22時〜
 東京タワー  (フジ) 月曜21時〜

  今ひとつかな?というドラマ
 「今週、妻が浮気します。」(フジ) 火曜21時〜
 きらきら研修医 (TBS) 木曜22時〜
 わるいやつら (ANB) 金曜21時〜
 エライところに嫁いでしまった (ANB) 木曜21時〜
 演歌の女王  (NTV) 土曜21時〜

  作品賞   華麗なる一族 (TBS)
  主演男優賞 木村拓哉(華麗なる一族)
        松本 潤(花より男子2)
  主演女優賞 篠原涼子(ハケンの品格)
  助演男優賞 北大路欣也 (華麗なる一族)
        横山 裕(拝啓・父上様)
        大泉 洋(ハケンの品格)
        上川 隆也 (わるいやつら)
  助演女優賞 真矢みき(秘密の花園)

 今期は全体的にレベルが高かったと思う。また、視聴率争いでベスト3(華麗なる〜・花男2・ハケン〜)とワースト3(今週〜・演歌〜・きらきら〜)がこれほど明確に現れたというのも珍しいのではないだろうか。

 「華麗なる一族」の重厚さと「花より男子2」の前作からの正当な続編というつくりには人気でるだろうなという事は容易に蔵蔵できたが、日本テレビの「ハケンの品格」が一時期ながら読者アンケート等で1位になったことは大健闘といえる。篠原涼子さんはこれでいよいよ、視聴率女王候補としての足かためをしたと言っていい。

現在の視聴率女王と言われるのが仲間由紀恵さんだが、「エライ〜」は仲間さん人気を表していたかのように好スタートだったが、回が進むに連れて失速。また篠原さんと並ぶ女王候補と言われている米倉涼子さんと天海祐希さんのドラマはずっと低空飛行で、明暗がくっきり分かれた。「わるいやつら」は主演が上川隆也さんのような展開だったし、「演歌の女王」は主人公の中学時代とした福田麻由子ちゃんがでてきたが、あえて出す構成が少し粗かったように思う。

 女優陣のことばかり書いたが、今期は男優陣の、それもひとり主演というドラマが多かった。そしてそれを喰うほどの存在感を見せた脇役陣も多かった。特に「華麗なる一族」の北大路さんは圧巻で、さすがと言わざるを得ない。また、前述した上川さんも大河ドラマとは打って変わった芝居に驚きの声もあがっていた。「東京タワー」のもこみちくんもよかったと思う。かっこいい彼がよれた田舎者をどう演じるか見ものだったが、まずまずではなかったか。

局別で言えば1,2位をTBSが、3位を日本テレビがという、ベスト3にフジが入らないというのも異例だった。そしてテレビ朝日は深夜帯の「只野仁」こそ手堅かったが、まあ惨敗と観ていい。変わって、ドラマでは不毛と観られていた日本テレビがやや盛り返した。「ハケンの品格」の水曜22時は前作が「14才の母」で、2作連続好評となり、来期は松本潤くんを主演に捕まえた。もしこれも好視聴率となるとドラマの新たな定番枠となる可能背もある。また、「演歌の女王」は不発だったが、土曜21時には「喰いタン」が復活する。この勢いのままに何と日本テレビが火サスをなくして新たなレギュラードラマ枠を増やした。

フジも「ちびまる子ちゃん」をレギュラー化して1枠増やし、7時代のお茶の間をドラマでつかまえられるかという新たな試みがスタートする。

が、来期も大注目はやはりTBS.日曜には織田裕二さんがラブコメを演じ、金曜にはKAT-TUNの田中聖くんが初主演、更に今期は弱かった木曜には伊藤英明・長谷川京子コンビでダークな大人向けを、その前の時間帯、「渡る世間〜」のあとには武田鉄也さんの「夫婦道」が控える。このドラマでは昨年映画「フラガール」で意外な演技達者ぶりを見せた南海キャンディーズのしずちゃんがついに漣ドラレギュラーを果たす。

個人的には伊藤英明さんの「孤独の賭け」と菅野美穂さんの「わたしたちの教科書」というくしくも同じ木曜22時の2つに注目している。
author:funstyle, category:ドラマ, 19:00
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「アンフェア」は「沙粧妙子」から始まる
先に「アンフェア」の映画版のことを書いたが、その原点であるテレビシリーズは脚本家でもある、秦建日子氏の原作「推理小説」を映像化したものであることは周知の事実である。

小説の細かな部分は別としてその映像化されたテレビシリーズには95年に放送され、今でも名作として語り継がれる「沙粧妙子 最後の事件」と設定と似た部分が見受けられる事はこの2つを観た方は容易に想像しているだろう。

「雪平はどこだ!全くいつも勝手に動きやがって!」ドラマ・映画を通じて「アンフェア」シリーズでよく耳にするセリフである。このセリフは95年当時、沙粧妙子のもだった。「沙粧はどこだ!全くいつも勝手に動きやがって!」いつも上司である課長が現場でどなっていた。

2人は共に警視庁捜査一課勤務という点も共通。ただし、沙粧は警部で雪平は警部補という違いはあるが。破天候な行動をとる点も共通している。そしてドラマ「アンフェア」では瑛太くん扮する安藤というまだキャリアの浅い刑事が雪平のパートナーとして登場する。これも似ていて沙粧妙子には柳葉敏郎さん扮する松岡が岩手県警から赴任早々にパートナーとしてつく。

ストーリー設定も似ている。「アンフェア」はある意味、警察に怨みをもった者たちの集まる×(バツ)サイトを通じて仲間意識をもった人物が次々に事件を起こして複数犯による連続殺人が行われる中、このサイトを通じて皆をあやつっている人物がいる。しかも身近にとなっていく。

「沙粧妙子」でもある人物の指示によって3つの事件が起こる。その人物はかつて妙子が愛した人であり、警部になる前に妙子が所属していた、警視庁特殊プロファイリングチームの仲間であり、リーダーだった。こうした身近に犯人の影をちらつかせながらも最後までその姿を見せないという設定も似ている。

細かい点を言えば、「アンフェア」では最初の容疑者は西島英俊さん扮する作家で、2羽目が木村多江さん扮するお手伝いさんなのだが、「沙粧妙子」でも最初は香取慎吾くん扮する若者で、次は国章さゆりさん扮する女性だった。男→女という順番、共に死んでしまうというあたりも同じと言えば同じ。そして指示をしていたのは実はかつての恋人ではなくて・・・という意外な展開もそうだ。

違うとすれば主人公2人の行動の起こし方である。雪平は直感型で行動優先の人物だが、沙粧は元プロファイルチームから抜擢されたというだけに、絶えずアクティブというわけではない。その行動にはいつも犯人の心理を読んだ上での行動が基準となる。

実際に映像で確かめて見ると実にその設定やストーリーの持っていき方に共通点は多い。
思うに秦氏は当然「沙粧妙子」を観ているだろうし、これをモチーフに、もしかしたら本人も知らぬ間に似てしまったという事はないだろうか。氏は沙粧を演じた浅野温子さんをキャスティングした日本テレビの「共犯者」というサスペンスの脚本も手がけている。これも何かの縁だろう。この「共犯者」の招待も驚愕の身近な人物というオチになっている。無意識に処女長編である「推理小説」にその匂いを反映させたとしても何ら不思議ではない。

映像としてみたら「沙粧妙子」の方がきれいで名シーンも多い。香取慎吾くん扮する第一の容疑者が大量の薔薇が浮かぶプールの底から死体となって浮かび上がってくるシーンやシーツにくるまれてぬむるように殺されていた飯島直子さん扮する松岡(柳葉敏郎)の恋人を発見したシーンなんかはいまでも語り草である。実際、このドラマの音楽などは12年経つ今でもバラエティなんかで使われているほどでいろいろな面がハイレベルだったと思う。

アンフェアシリーズを観るときこうして振り返らずとも「沙粧妙子」を観た人ならばどかかで似たようなストーリーあったなと感じた人も少なくないのではないか。高校生以下の人は「沙粧妙子」を観ていない人もいると思うが、観たら前述したようなその共通点はわかるはずだと思う。因みに「沙総妙子」は97年に「帰還の挨拶」というスペシャルが放送され、犯人役は何と中谷美紀さんと草剛くんだった。これも必見。
author:funstyle, category:ドラマ, 19:00
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明暗分かれた二人の涼子
篠原涼子さんと米倉涼子さん。共に同世代にして新視聴率女王争いをするいいライバルだと思わていたが、今クールに限っては両者の明暗がくっきり分かれた形となった。

この二人は裂く縁木曜22時台で共に主演でぶつかったが、(「花嫁は厄年ッ!」と「不信のとき」)このときは共に視聴率では痛みわけという感じだった。

しかし、今回は平均視聴率こそ「華麗なる一族」「花より男子2」についで3位ながら各紙でのアンケートや人気投票では1位になることもある篠原さんの「ハケンの品格」に対して、米倉さんの「わるいやつら」はレギュラードラマでは最下位争いというほどに差がついた。

人気ドラマの秘密はいろいろあるが、大きく分けて1.人気俳優の出演 2.時代にマッチしているかという環境的要素 3.笑い、涙など感情移入できる設定と物語となると思うが、こうしてみればどうしてこの2つにこれほど差がついたかがよくわかる。

篠原さんの方はキャラクターも明確で何よりドラマの観るものへの痛快さを味あわせることに成功している。3の設定と物語という点を細分化すれば感動型と痛快型に分かれると思うが、派遣社員が正社員よりスーパーな働きを見せてトラブルを解決するあたりは慰安でいえば「只野仁」、時代劇なら水戸黄門的な要素を持っている。

一方米倉さんの「わるいやつら」は脇役のキャラクターは立っているのに勧進の主役のキャラクターが立っていない。まずここでコケル要素がある。加えてこの作品は3部作だから前2作「黒革の手帳」と「けものみち」を観た人も多く観ていることだろう。前2作には主人公ののし上がろうとするギラギラさと欲が前面にでていたが、今回は平凡な看護士が取り込まれて悪く染まってゆくというものだ。が、その高まり感がほとんど感じられない。主人公の成り上がり感が魅力だっただけにそれがない、今作にはスリルが全くないのだ。だからウケない。

先週主人公が殺されたと見せかけて生き残ってからは波乱がありそうなことに期待はしているが、ここまで落ちた人気を取り戻すのは至難の業だろう。3部作の最後にして優秀の美を飾るはずがコケたとなっては次が難しくなる。これを米倉さん側がどうチェンジしてくるか今からその巻き返しに期待したい。
author:funstyle, category:ドラマ, 19:06
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「地獄少女」から「百鬼夜行抄」へ
いわゆるプライムタイムという夜7時から11時までの時間帯に放送されるドラマはいろいろな所でも特集やインタビューでとりあげられるが、テレ朝11時台の枠は別としてそれ以外の夜、つまりは深夜帯のドラマはあまり大きく取り上げられない。が、そこには決して予算的にも大掛かりではなくとも楽しめる作品が点在している事も少なくない。

代表的な深夜枠は関東圏ではテレビ東京のドラマ24という枠でミステリーやちょっと色気ありのアクション物ガあり、「嬢王」や「怨み屋本舗」といったミニヒット作もでている。「怨み屋本舗」などはつい先日レンタル解禁になったのだが、先日いったら全巻貸し出し中だった。また、昨年で終了してしまったが、フジテレビの「バーテンダー」は大人向けのアニメとして週末のくつろぎ感にフィットするものとして私は楽しんでいた。

そして、最近、一番はまっていたのが、日本テレビの「地獄少女」だった。残念ながら先々週で終了してしまったが、小品ながら地獄通信というサイトを通して怨みをはらす物語に地獄少女役を演じた岩田さゆりさんの「いっぺん、死んでみるー?」とハスキーに囁く決め台詞は週末に欠かせないものとなっていた。深夜2時前後の番組欄ではタイトルしか載っていない小さな見出しのドラマだったので知らないで終わっている人も多いのではないだろうか。杉本彩さん、小倉久寛さんが脇でレギュラー出演していたし、岩佐真悠子さんや吉野公佳さんがゲスト出演したりしていたのでこれらのファンの人だけには馴染みだったかもしれない。

これに変わって先週から始まったのが、「百鬼夜行抄」という妖魔に取り付かれた人をそれを見抜く力を持った少年が解決する(妖魔を解き放ってあげる)という物語なのだが、「地獄少女」に比べると迫力と決め台詞がなくてやや寂しいものと思えた。まだ始まったばかりだからこれからに期待したいが、主人公のキャラクターもまだ確立されていないようだ。「怨み屋本舗」も仕事と請け負う時の決め台詞で「然るべく。」と言ってそのモードにはいっていった事を思えば物足りないのは決め台詞と共に戦闘モードに映像も切り替わる様がないせいかも知れない。

これらはプライムタイムほどの多彩さはないものの、短い時間で楽しめるよさを持っているので(もちろん、例外もあるが、)もっとメディアに取り上げていただきたいものだと思う。と同時に「地獄少女」はDVD化されてレンタルに回ったならまた見てみたいと思うこの頃だ。
author:funstyle, category:ドラマ, 01:31
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2006年のドラマ回顧
このブログは2005年の6月にはじめたから年を通して描いたのは昨年が初だった。
そこでかねてから思っていたドラマ年間回顧録としてここに記しておこうと思う。

 2006年総合的に見て印象に残ったドラマ

   輪舞曲(ロンド) 1月〜3月期 主演 竹之内豊・チェ・ジウ

昨年初頭から始まるドラマ界の話題は「西遊記」の復活と涙の女王チェ・ジウの日本のドラマレギュラー出演だった。西遊記は期待通りのおもしろさはあったものの、どうしても堺正章さんが主演した旧作と比較される不利があった。対して「輪舞曲」は二転三転するストーリーサスペンスと退廃した街の空気感がマッチされて最後まであきず、主演のみならず、悪役を演じた杉浦直樹さん、端爪功さんや刑事役の石橋凌さんもよかった。杉浦さん、端爪さんは普段は温厚な役柄が多い人だけに印象度も強かったのだと思う。

   結婚できない男  7月〜9月期 主演 阿部寛
   弁護士のくず   4月〜6月期 主演 豊川悦司

演じられた魅力的なキャラクターとして印象に残っているのはなんといっても「結婚できない男」の阿部寛さんだった。そのぬぼーっとした表情とだるい目線から嫌味をいうキャラクターは見事だったと思う。
子持ちとなりながらもいい加減で女好き、けれど裁判では決して負けないというくずさんはある意味、男として理想郷かもしれない。これを観たときに最近の豊川さんはほんとにバラエティに富んだ役を演じていていかにも充実している感がみなぎっていた。

   アンフェア    1月〜3月期 主演 篠原涼子
   白夜行      1月〜3月期 主演 山田孝之 綾瀬はるか
   のだめカンタービレ1月〜3月機 主演 上野樹理 玉木宏
   14才の母    10月〜12月期 主演 志田未来

女優陣では昨年は竹内結子さんが離婚問題でゆれてレギュラードラマはなく、仲間由紀恵さんも大河をやっていたため、この世代では篠原涼子さんが2本の、しかも全くタイプの違う役で出演して孤軍奮闘という感じだった。

変わって20才前後の世代がチャンスにも恵まれて充実していた。
「白夜行」は綾瀬はるかさんが悪女役をやったのも注目だったが、なりきるには無理があったようだ。ただこのドラマでは主人公の幼少期を福田麻由子ちゃんが演じていて、
その存在感を示した。

20才前後と並んで現在はローティーン女優の充実期であることも認識させられた。
「14才の母」の志田未来、「ちびまる子ちゃん」「氷点2006」の森迫永衣ちゃんは大人も顔負けのものを見せた。

全体として1月期はよく、中だるみがあって10月期がまた充実していたという感じだった。まぁ、1年中、いいというわけでもないし、人の好みや時代性、局の編成上の問題もあるだろうから難しいが、全体的に新しいという感じが受けなかった。それはリメイクがままあったりしたせいもあるのだろうか。また来年に期待してドラマを観続けよう。
author:funstyle, category:ドラマ, 01:05
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2006秋ドラマ振り返りましょ
今年のドラマをふりかえる前に今期のドラマをいつも通りにおさらいしておく。

 よかったんじゃないかと思うドラマ

  のだめカンタービレ
  僕の歩く道
  14才の母
  Dr.コトー診療所2006
  嫌われ松子の一生
  家族

 まあまあという感じのドラマ

  役者魂
  たったひとつの恋
  鉄板少女アカネ
  セーラー服と機関銃
  
 今ひとつかなという感じのドラマ
 
  だめんずウォーカー
  アンナさんのおまめ

 主演男優賞  草 剛 (僕の歩く道)
 主演女優賞  志田未来 (14才の母)
 助演男優賞  竹中直人 (のだめカンタービレ)
 助演女優賞  室井 滋 (14才の母)

不作ぞろいであまり盛り上がらなかったとされた夏ドラマに反して今期は粒ぞろいという状態で見るべきものが多かった気がする。俳優陣についても上野樹理(のだめカンタービレ)、内山理名(嫌われ松子の一生)、藤田まこと、松たか子(役者魂)、堺雅人Dr.コトー診療所2006)さんらが上記にあげた他でも印象に残った。

視聴率で見ても粒ぞろいといわれた中で「のだめカンタービレ」「僕の歩く道」「14才の母」がトップ3となり、印象度そのままの状態となった。

クラシック音楽を楽しむことを教えてくれた「のだめ〜」や演技的には一番大変だったろう「14才の母」、そして草くんの演技もさることながら相変わらず橋部淳子さんの脚本がすばらいい「僕の歩く道」が特に惹かれた。

その一方で私個人として非常に注目していたのが「たったひとつの恋」だった。北川悦吏子さんの脚本に亀梨くん、綾瀬はるかさんという数字取れるよといわんんばかりの組み合わせ。見ていくと、アイテムの使い方などに北川さんらしさがあったものの、特に新しいというものではなく、まずまずという印象だった。最後の2回はよかったと思えたが、それまでの回にはあまり魅力的な場面がなかった。横浜を舞台にということが番宣ではよく使われていたが、それもそんなにクローズアップしていなかったように思う。

来期はまた、楽しみなドラマが多い。木村くんがまた新境地を見せそうだし、篠原涼子さんも帰ってくる。「花より男子」や「只野等」も帰ってくる。髪を短くした小西真奈美さんや嫁役の仲間由紀恵さんも見てみたい。ブログから出た実話物で奥さんの浮気という題材もユースケさん主演で映像化される。早くも粒ぞろいという印象である。
author:funstyle, category:ドラマ, 00:42
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夏ドラマ振り返ります2006
 さて、前置きが長くなってしまったが、いつも通りに区分しておこう。

 よかったんじゃないかと思えるドラマ
  結婚しない男
  マイ・ボス・マイ・ヒーロー
  黒い太陽
  不信のときーウーマン・ウォーズ

 まあまずまずでしょうというドラマ
  誰よりもママを愛す
  C.Aとお呼びっ!
  嫁さんの厄年
  タイヨウのうた

 ちょっと・・・というドラマ
  下北サンデーズ
  ダンドリ。
  レガッタ

 主演男優賞  阿部 寛 (結婚できない男)
 主演女優賞  該当なし
 助演男優賞  矢部 浩之(嫁さんの厄年)
 助演女優賞  杉田かおる(不信のときーウーマン・ウォーズ)

 という感じかだろうか。私は栄倉奈々さんと速水もこみちくんの初主演ドラマがどんなものか、注目していたのだが、無難といえば無難であまり見所がなかった。特に速水くんの「レガッタ」は他に相武沙紀さんや若槻千夏さんもレギュラーでの出演だったので注目していたのでが、設定がよくも展開がなんか重かった。速水くんはボートの連取を相当積んだものと思う。それだけに悔しいものもあると思うが、次回作に期待いたい。

 栄倉奈々さんについては「ダンドリ」自体がフジテレビのボーイズシリーズの流れを汲むものなので同世代には受け入れられたのではないかと思う。ただ、タレントとして家倉さんの人気をつけようとするならばそれにはあまり結びつかなかったのではないだろうか。昨年「危険なアネキ」でモデルとしてのティーンアイドルから多くの同世代男性諸君にも受け入れれたはずで、その時の栄倉さんのイメージに重ねて当初は観ようとした人もいたのではないかと思う。が共演陣が皆、背の低いタレントさんばかりで栄倉さんのモデル体形が浮いてしまっていた。ドラマ陣はその方がよかれと思ってキャストしたのだろうが、同世代の男性諸君からの人気を弾き付けるには逆効果だったように思われた。
「危険なアネキ」の時には目立たなかったが、今回はやたら背が高く感じられたのである。

まあ、そういった事よりも作る側としては同世代の女子高生が見てくれればという意図だったのだろう。火曜9時に女子高生ターゲットで10時に「結婚できない男」でその上の層を狙ったのだとすればおもしろい構成だ。

 ここまで破竹の勢いで走ってきたテレビ朝日の2本のドラマが(下北サンデーズ&レガッタ)相次いで打ち切りになったのも注目だった。これを来期以降にどう挽回するかがまた注目となる。

 来期はまた話題作が多い。ゴールデン初単独主演となる堀北真紀さんやベッキーさん初主演ドラマ、映画で大ヒットを飛ばした「嫌われ松子の一生」で内山理名さんがどこまで汚れをやるか、また長澤まさみさんの「セーラー服と機関銃」やひさしぶりに帰ってくる「Dr.コトー診療所」など結構注目作が多い。ラインナップから見る限り、前記のような不作状態にはあまりならないように思えて、今から楽しみである。
  
author:funstyle, category:ドラマ, 16:31
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